テレコムシステム技術賞・テレコムシステム技術学生賞

3月19日に山本准教授が財団法人電気通信普及財団テレコムシステム技術賞,大西君がテレコムシステム技術学生賞をそれぞれ受賞しました.

村田英一,大野卓人,山本高至,吉田進
「協力スペクトルセンシングを用いたコグニティブ無線システムの開発と屋外伝送実験」
コグニティブ無線システムでは優先度の高い無線通信の通信状況を監視しながらそれに影響を与えないように低優先度の無線通信を行う必要がある。本論文では複数の無線局間において高優先度無線通信の通信状況をセンシングする協力スペクトルセンシング手法を提案し、それを実装して実験的にその有効性を確認しており、高く評価できる研究である。

大西遼太
「仮想伝搬路判定を用いた逐次復号法のための演算量低減法」
MIMOでは受信アンテナの数を減らすことと、送信ストリーム数の増加に伴う演算量の増大に対処することが求められる。この研究は空間フィルタ生成手法について効率的な計算手法を考案すると同時に、復号アルゴリズムに対し逐次的に最適な検索法を提案した。その結果、大幅な演算量が削減され移動端末の消費電力削減を可能にした。

移動通信ワークショップ

3月7日〜3月9日に横須賀リサーチパークで移動通信ワークショップが開催され,B4 小川君が発表しました.

  • 小川浩平, 守倉正博, 山本高至, “IEEE 802.11ahを用いたスマートメータシステムにおけるスループット特性,” 電子情報通信学会技術研究報告,RCS2011-352, pp. 217–222, March 2012.